現代の日本で風水という言葉を一度も聞いたことがないという人は、おそらくいないと思います。

 

しかし風水とは何か?、というと解釈は人によって異なり、本当の意味を知る人は少ないです。といいますのも日本では風水は長年、占いの一種とされてきたので、風水というと幸運の方角に移動するとよいとか、部屋にラッキーアイテムを置くとよいなど開運法のようなイメージをもっている人が多いからです。

 

たしかに風水にはそのような面があり、風水が開運法だという解釈は間違いではありません。

 

しかし、わたくしは風水のことを、開運法の一種だと思っている間は、おそらく風水の本当の恩恵に預かることはできないと思っています。

 

風水の言葉の起源は中国晋代に郭璞(276年 - 324年)という人の書いた「葬書」の「 気乗風則散 界水則止 古人聚之使不散 行之使有止 故謂之風水 」気は風に乗れば則ち散り、水に界せられば則ち止る。古人はこれを聚めて散らせしめず、 これを行かせて止るを有らしむ。故にこれを風水と謂うというところから、きているという説がありますが、はっきりしたことはわかっていません。

 

風水術では気(風)の動きや水まわりに関することを重視するので、この風水という言葉は術の本質をひとことで表しているといえます。

 

現代のほとんどの風水本も、氣の動きコントロールして人の運気をよくするというテーマで書かれているのですが、その内容は物質面に偏っており、住環境が風水的に良くないから運が悪いという考え方の本が多いのですが、

 

実は、風水本来の目的は、物質面をコントロールすることより、むしろ精神面をコントロールすることにより我々が霊的世界で優位になり、それによってこの世の束縛から自由で安らかな世界、天界に赴くということにあるのです。ですから、風水の真の恩恵とは魂が安楽を得ることなのです。

 

このように言うと。それは死ぬことではないかと、思われるかもしれませんが、そうではありません。死とは生物の肉体が滅ぶことですが、生物に宿っていた魂(意識)は、けして滅びることはないので生死は一時的な現象にすぎません。

 

風水はそのような一時的な現象のためにあるのではなく、滅びない魂が苦しみの世界から救われること、つまり魂が永遠に自由になることが、風水思想の真の目的なのです。

 

現代は物質主義に偏ってしまったため、見えるものや直接、身体に快楽をもたらすものに価値を置く人が多いですが、前述のとおり人生とは現象にすぎないので、たとえこの世に生きている間がよくても死後に魂が苦しみの世界に落ちてしまったのでは、仕方がないのです。

 

それをわかっていた古代の人は、この世の快楽より、死後の自由な生活を願いました。エジプト王家のピラミッドや始皇帝の墓、わが国の仁徳天皇陵墓、高松塚古墳等々・・・、それらをよくよく観察すると古代の権力者の墓は、大きさもさることながら、風水的にも優れていることがわかります。つまり当時の権力者も、死後の安寧を願い風水的な考え方に注意を払っていたのです。

 

現代でも皇室から一般の方まで栄えているお家ほど、先祖代々、風水(家相・墓相)を取り入れた生活をされているように思われます。このように風水とは占いというよりも、私たちが現世、あるいは来世の幸運に導かれるためにある教えといえます。

 

ステップ2 風水術

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