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ヒーリングと治療の線引きについて

レイキヒーリング

ヒーリングと治療の線引きについて

臼井霊気療法の歴史を勉強すると臼井先生ご自身や周りの人が怪我をした際、手をあてて病気や怪我を直したエピソードがたくさん紹介されます。そのためレイキヒーリング講座を受講された生徒さんの中には「レイキでどんな病気でも治る」と信じている方もおられるでしょう。(私も最初の頃はそうでした)しかし、レイキは医療行為ではありません。レイキを医療行為と誤解していると、ヒーリングの本来の目的を見失う可能性がありますし、最悪の場合、適切な医療を受けるタイミングを逃してしまうかもしれません。本記事では、レイキと医療行為の違い、レイキがどのように役立つのかを説明し、誤解を避けるための正しい理解を深めていきます。

1. レイキとは? 〜医療行為ではない癒しの手段〜

レイキは、体内に流れるエネルギーを整え、自己治癒力を高めるためのヒーリング法です。日本発祥の「霊気(れいき)」という言葉からも分かる通り、レイキは「エネルギー」の流れを調整することで、心身のバランスを整えることを目的としています。身体に触れたり、遠隔でエネルギーを送ったりすることで、リラックスを促し、ストレスを緩和する効果があります。

重要なのは、レイキは「癒し」の手段であり、「治療」を目的としていないことです。レイキを受けることで心が落ち着き、体調が改善されたと感じることはありますが、それはあくまで自己治癒力を引き出すサポートであって、病気を治すことを目的とした医療行為ではありません。

2. 医療行為とは? 〜専門的な知識と技術を持つ医師の役割〜

では、医療行為とは何でしょうか? 医療行為は、医師や看護師、薬剤師などの専門的な資格を持つ医療従事者が行うものです。診断、治療、予防、リハビリテーションなど、医学的な知識と技術に基づき、病気や怪我の治療を行います。病気を根本から治療するためには、適切な医療行為が欠かせません。

例えば、薬を処方することや、外科手術を行うことは明確に医療行為に該当します。また、医療行為には国家資格が必要であり、患者の命を守るために高度な専門知識が求められます。レイキはこれらの医療行為とは異なり、あくまで心身の調和を促す「補完的な手段」として活用されるものです。

3. レイキと医療行為の違い

レイキ 医療行為
心身のリラクゼーション、自己治癒力の促進 病気や怪我の治療、症状の改善
エネルギーの流れを整える 診断・治療を行う
認定を受けたヒーラー、誰でも学べる 資格を持つ医師、看護師
心のケア、ストレス解消、身体の不調の緩和 病気、怪我、医療的な疾患

この表からもわかるように、レイキと医療行為はその目的や実施方法が大きく異なります。レイキは病気を「治す」ことを目的としていないため、医療行為としての役割を担うことはありません。

4. レイキの役割と使いどころ

では、レイキはどのような場面で有効なのでしょうか?

現代におけるレイキは「補完的なヒーリング法」として、医療と併用されることを前提に使われることがほとんどです。実際、米国の科学的な研究機関でレイキについて検証したところ、症状の緩和ケアや精神的なサポートを受ける必要のある人々がレイキでストレスを緩和できたという研究報告がありました。

また、レイキはストレス解消や不眠改善、疲れの回復など、日常的な心身の不調に対しても効果的です。身体的な病気の治療とは異なりますが、心のケアやエネルギーの調整が求められる場面では、非常に有益な手段となり得ます。

5. 注意すべきこと:レイキにできないこと

レイキは癒しを提供する素晴らしい手段ですが、注意すべき点もあります。それは、レイキが「病気の治療」ではないという点です。レイキを受けることで病気が完全に治るわけではありません。特に、病気の早期発見や適切な治療を遅らせてしまうことは非常に危険です。

レイキは医師による診断を代替するものではありませんし、症状が続いたり悪化した場合は、必ず医療機関に相談する必要があります。また、医師の治療を受けながらレイキを活用する場合も、医師にその旨を伝え、無理な治療の中止や自己判断での治療方法変更は避けるべきです。

6. まとめ:正しい理解と使い方

レイキは「癒しの技法」であり、医療行為ではありません。心身の調和を促し、自己治癒力を引き出すサポートをするものであり、病気を治すことを目的とした治療法とは異なります。誤解を避けるためには、レイキの効果と役割を正しく理解し、必要に応じて医療と併用することが大切です。

レイキはリラクゼーションやストレス管理にはとても有効ですが、病気に関しては医療行為を優先し、レイキを補完的に活用することで、より充実した健康管理ができるでしょう。

レイキの本来の目的をしっかりと理解し、安全かつ効果的に活用することが、私たちにとっての最良の選択です。

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